⚠️はじめに
今回のブログ はSummerPocketsREFLECTIONBLUE ALKA TAIL 及び勢い余ってそれ以降のルートに関するネタバレを数多く含みます。まだSummerPocketsの攻略が未了な方は本文を読まないようお願いします。
ぼく「嫌じゃ… ALKAは書きとうない………」
知人「駄目です、アウトプットしなさい。」
ぼく「うぅ… 見返すだけであれは死んでまう……」
ぼく「もうやめてくれぇ……………」
Key「アバダケダブラ(ALKAルート)」
ミ゚
とはなったのですが、無印OPの"アルカテイル"、そしてALKAルートED曲の"羽のゆりかご"の話がどうしても書きたかったので泣く泣く(本当に)この記事を書いています。
これ本当に書かなくちゃダメ??
さて、ここまでの8ルートを全て攻略するとタイトル画面が変化します。
クリアするごとに一人ずつ消えていったタイトル画面にはもう誰も残っておらず、BGMも『Summer Pockets』から『Sea, You Next』へと変化。『Sea, You Next』はRBのグランドエンディング『ポケットをふくらませて』のピアノアレンジとなっているため、識ルートを終えて抜け殻になっていた既プレイの皆さんが悶絶していました。もちろん初見の僕はそんなことは気になるはずもなく、「相変わらず綺麗なピアノだな~」くらいにしか思ってませんでした。ちなみにもうアカン
シー ユーときたらスペルは”See you”を想起しがちだけれど今回は”Sea, You”
まあSeeとSeaは掛かっているんでしょうけど今回に関してはSeaにNextがくっ付いてるのが3割増しでヤバい。「次の海」 ってそれはもうそういうことじゃん…… 次の海渡ってるじゃん………
そして一番左のSTARTがALKAに変化しています。無印OPの『アルカテイル』も含めアルカってなんだ??という疑問が浮かび上がってくるわけです。
考察オタクの間では「ある夏(か)+TALE(物語)」という考え、うみちゃんが次第に幼児退行していくことから中国語の児化(アルか)と掛かっている。などの考察がなされていましたが、実はVFBにて公式からの回答がなされているんです!!
Key「おおぐま座の恒星で4等星のアルコルを知っていますか?」
わかるわけないだろ!!!「ぼく」
アルコルは前述の通りおおぐま座の恒星である4等星、北斗七星を構成するミザールの脇にある星です。アルコルという名前では馴染みがないかもしれませんが、某世紀末マンガの「死兆星」の元になったと言われています。某北斗では見えたら死ぬ星として描かれていますが、アルコルは老衰により視力が低下して見えなくなると死期が近いという言い伝えがあるようです。
アルコル(Alcor)にはアラビア語でかすかなもの、忘れられたものと言う意味があり、それに〇〇な人を表すerをくっつけてアルカー→アルカになったらしいです。わかるはずがない。
こうなるとかすかな人、忘れられた人という意味になりうみちゃんに繋がってくるわけですね~バカタレ。
主題歌の『アルカテイル』、これ実はうみちゃんの曲なんです!って話は最後に持って行くとして、そろそろ本編の話に行きましょう。
ALKAルートの序盤はうみちゃんと羽依里くんの2人で過ごす夏。そして要所要所で七影蝶の語りという形で羽未ちゃんの境遇が描かれる。
まずルート開始時にはあの人(おかーさん)と楽しく夏を過ごすために羽未ちゃんが夏を繰り返していること、夏を繰り返すごとに何かが零れ落ちていることが明かされる。
そしてこれまで通り羽依里くんが鳥白島に着き、うみちゃんや鏡子さん 無印の登場キャラクター、つまり識以外のキャラクターとの交流が描かれる。ただし共通ルートと異なり、羽依里くんがカブで島を巡ったり少年団の歓迎会に招かれる等のイベントにうみちゃんも参加し、二人の夏が描かれている。
そして寝ている羽依里くんに七影蝶の記憶として現代の羽未ちゃんに関する情報が提供される。家では一人でいることがほとんどで”ただいま”や”おはよう”を言わなくなって久しいことが分かる。
そして以降は「うみちゃんと毎朝ラジオ体操に赴く」 「羽依里くんがチャーハンを練習する」2つが中心に。
識はというと島の女性が鬼姫の伝説を鎮魂碑の前で語るだけに留まっている。このルートでは鬼姫伝説が後世に残り、慰霊碑ではなく識の鎮魂碑になっていることからこれ以降識が登場しないように調整されている。ギエ~~~~~!!
次の夢では羽未ちゃんが毎日2人分のご飯を作るが食べるときは1人。父親は夜遅くに重い足取りでコンビニの酒とつまみと共に食事をしている描写がされる。うみルートでも触れられたがうみちゃんと父親は仲が悪いわけでは無いものの、ほとんど会話が発生することもなく1日が過ぎていくことが判明する。ま、そのおとーさん羽依里くんなんですけど…。
そこからうみちゃんが夜に1人で岩場へ行くパートが挟まり、ALKAの方向性が定まってくる。
ループを繰り返す中でうみちゃんは多くの人と接してきた。中には公式SS 加藤うみ編内ののみきのように夏を繰り返していることや両親のことを打ち明けたこともあった。その度に優しく相談に乗ってくれたであろう多くの人々をうみちゃんは次の夏に行く度に裏切ってしまっている。
そしてうみちゃんと羽依里の”何かから逃げ出した者達”が向き合い、立ち向かう話がALKAの主題となる。そしてうみちゃんが向き合う事柄として羽依里と共にいることが挙げられた。うみちゃんが逃げないためにおとーさんと向き合う必要があったからだ。もちろんそんなことを2000年の羽依里くんが知る由もないが、2人で夏を過ごしていく。
次に明かされる羽未ちゃんの記憶はおかーさんがいないこと。声も顔も分からず、おかーさんのことをおとーさんに聞き出そうとするとすごい顔をされ、写真などが残っていないか聞くと全部捨てたとの答えが返ってくる。
勘が良くない人間でも羽未ちゃんが生まれてすぐおかーさんが死亡していることは容易に想像がつくだろう。そしてそのことに強いショックを受けたおとーさんは仕事と酒に溺れるようになってしまったと推測できる。
翌日、おかーさんを求めるうみちゃんのために羽依里くんは島に住む友人達にひと夏の親子ごっことしておかーさん役をしてくれる人を探す。
しかし結果は散々。というか人選が悪すぎる……
- しろは→ドン引きからの逃走
- 蒼→ピンクになって教育上よろしくないためNG
- 鴎→年増扱いされて怒っちゃった
- 紬→紬も子どもだったため不可
- 良一→伝達ミスで追い出される
- 天善→泥仕合になったうえ卓球に負け断られる
- のみき→撃たれた
- 静久→乳を吸わせようとしたためNG
どうなってんだこの島 特に蒼と静久
もう一度しろはにきちんと理由と動機を説明するとスイカバーで買収という形で快諾してくれた。
そしてうみちゃん、おとーさん(役の羽依里)、おかーさん(役のしろは)の3人で過ごす夏が始まり2周目の僕は死ぬのでした。享年20歳
仮初めとはいえおとーさん おかーさん そして子どもが揃ったとき、家族ヤクザ・麻枝准の本領が発揮される……
羽依里くん しろはと初めて夏を過ごせることになったとはいえ生まれてこの方おかーさんの存在がなく、羽依里くんとも疎遠になってしまったが故に何もできなくなってしまう描写が辛かった。3周目迄のうみちゃんならまだ何とかなったかもしれないが(実際うみルートでは2人仲良く過ごせていたため)、今のうみちゃんには本当に何をすべきか思いつかなかったのだろう。本当にうみちゃんは家族ってものが遠い身だったんだなって。
そこで羽依里くんが提案したものが”魔法の絵日記”
したいことを書けばその通りになる魔法の絵日記………と言うわけではなくてその通りになるよう羽依里くんたちが全力で何とかするというもの。
以後はこの日記に書かれた未来を実現しようと東奔西走することが中心となって話は進行していく。勿論この絵日記に描かれることはおとーさん、おかーさんと過ごしたかった夏が描かれることになり、いい年したプレイヤーがボロボロになる。
これで拍手喝采が起きる辺りここにいる人間誰もケツァルコアトルを理解してない説あるな。いやケツァルコアトルの鳴き声を熟知してる人間何…。
ここでうみちゃんが未来の天気まで書いてるんですよね。しかも晴れ曇り雨レベルの乱数で通りそうなものだけでなく突然の夕立が降るようなことまで…
突然降る夕立 あぁ傘もないや嫌
この日は折り紙回 今回に限らず折り紙回は全部ダメ。人の命1つくらい軽く消し飛んでしまうので…
本当はここのCGこの記事のサムネイルにしようとして止めました。あまりにも範囲攻撃になってしまうのと僕の命に関わってしまうので
折り紙を熟知してるしろはとの2人きりになるのかな~とか思ってたら羽依里くんも参加し始めるのほんま しかも金紙銀紙ホログラム紙を巡って騒ぎ出すのも若い頃を思い出させます。まぁ僕は説明書がないと鶴すらまともに折れないんですけど。
紙飛行機の対決で「表に出ろ」 「望むところ」とはならんやろ
この日の天気は晴れのち雨、なんとなくや勘で当てるには少々トリッキーな天気だが本当にこの日は通り雨が降ってきてしまう。
あの何でも置いてあることに定評のある駄菓子屋にすら存在しない絵本。本当に鳥白島の子ども達にとっては縁遠いものなんだな。
そこで絵本の自作を提案するのはいいとして、その発案者が鴎さんなのがね。鴎ルートではギエ-が出てしまう(絵)本と言えば鴎さん!のイメージをここで使ってくるか…
この絵本がマズかった!!!!!!!!!!!!!!!!
羽依里くんが1からストーリーを書き起こすと思ったらうみちゃんの中に明確なイメージが存在していたのでそちらを参考に本を作り出す一行。問題はうみちゃんが蝶の話を要求してきた辺りでマズいなぁ……と本音が出てしまった。だってほんまにまずいんだもの。
大筋はうみちゃん、細部は羽依里がストーリーを書き起こし、鴎が絵をつけてしろはが読む。いいねぇこれ 適材適所だねぇ。
内容は『幸福な王子』に旅をさせているような感じでした。色のない世界に色を与える代償として自らからは色が失われ、最後には死ぬ。うみちゃんの構想ではここまで→旅の結果様々なものが蝶になって零れ落ち、最後には消えて無くなるかもしれない自分の運命を悲観しているものになっているが、その結末に対して羽依里が追加でハッピーエンドに持って行こうとする姿勢が後々効いてきたのは言わずとも察しがつくだろう。
この日はあいじん(蒼)を連れて4人で虫取り。うみちゃんのことを羽依里以上に見てあげてオロオロしてるしろはも立派におかーさんやってていいんだけど、それ以上に蒼が良かった…。サマポケの面子でしろはと関係が深い面子といったらどうしても少年団に固まりがちなのだが、のみきや男連中に比べ蒼のほうがしろはに近い距離で接しているような気がした。しろはの性格や特性をわかりきった上の距離感というかなんというかね。
それでいて虫取りみたいなアウトドアな遊びや小さい子との接し方に長けているので家族の中にも自然に溶け込めている。未来がああならなければ羽依里にとってもしろはにとっても最高の相談役ポジに収まってたんだろうな。
以前までの日記では羽依里 しろは うみちゃんの3人しか描かれてこなかったが、8日の分ではその他の少年団メンバーも描かれるようになった。こう見ると他のキャラクターに比べうみちゃんとしろはは気合いの入った描かれ方をしていることが良く分かる。どれだけ自分を取り囲む人の数が増えようとおかーさんが第一で、おかーさんのことをよく観察しているうみちゃんの様子がひしひしと伝わってきた。
それはそれとして天善はもう眼鏡なだけじゃん……
この日は絵日記に描かれたかくれんぼを行う前にしろはがチャーハンを作ってくれるパートが入ってくるんだけど普通に参考になっちまうのがウケるね。
炊きたての米を冷まして水洗い 卵は2回に分けて入れたりね。一人暮らし大学生なのでちょくちょく鳴瀬家のチャーハンを作ってたりします。中華鍋買おうかな…
何年経っていても少年団それぞれの弱点、攻略法を覚えてるみたいですね。それはそれとして空門さんは相変わらず頭ピンクだし羽依里くんはうみちゃんを気にしすぎて速攻バレてるのがよかったです。
デカい声出た。もうすっかり2人とも本当の親みたいな雰囲気出るようになってるのがまたさあ………………………
8/11日の絵日記はプール!とはいったもののスライダーなんてものが鳥白島にあるはずもなく…
なら作るっきゃないだろう!!一晩で!!!!
娯楽に飢えている島民、幼少期から遊び道具を自作してきた経験、そしてうみちゃんへの思いが集まった結果ウォータースライダーを作ることに。
のみきは関係各所へ許可申請、天善が図面を作成し良一と羽依里で資材調達としっかりしてますね。
そして灯台に重いビニールシートをカブに乗ってる羽依里に取ってこさせることで普段灯台付近にずっといるせいで他ルートではあまり見ない紬と静久を参加させるのは上手いなと思いました。紬はパリングルスの空き容器を材料として活用し、静久は天善の図面の不備を知識量でカバーする それぞれが自分の長所だったり得意分野だったりを存分に生かしており、みんなの目標が「ウォータースライダーを完成させてうみちゃんに喜んでもらうこと」で全会一致してるのがまたね。あったけぇよ鳥白島。
蒼は時期が時期なので山登りを始めやがって途中キュウエェ~~~~~みたいな声も出ましたが、帰り道に面白いものしろはを拾ってきてくれたらしい。
差し入れがしろはのチャーハンだって分かったときのみきの声が2段階くらい裏返ってて可愛かったです。しかも詳細な食レポ付き。最終的に羽依里くんはこのチャーハンを習得することになるとはいえ最初口にしたときその完成度に絶句してたの草わよ。
羽依里がおとーさん呼びを肯定しない100の理由として「それだと夫婦になっちまう」ってのがあって今まではしろはも「それは嫌」と即答していたんだけどこの日あたりから「それは困る…」になってて関係性の進行を感じましたね。
うみちゃんにも好評でよかったよかった
そして徹夜明けなのを完全に忘れてた羽依里くんにとうとう限界がきて気絶するんですけど、そこで見る夢の内容がうみルートの回想なんですよね。最後に七影蝶の描写があることからこの夢はうみちゃんから放出された七影蝶にしらずしらず触れた羽依里が見たうみルートの記憶ってことになるんですかね。そしてここうみルートが別のものに差し替わっているらしいです。そっちもいつか踏んでみたいね。
前日がスケールデカかったからか今日は控えめっすね。
おかーさんとおうたが歌いたい!→羽依里くんのMDに入ってるのは古いから紬に童謡を教えてもらおう!って所までは良かったんだけど紬で童謡と言えばまあ…とはいえ『小鳥の結婚式』口ずさまれてデッッッカい声が出てしまった。身構えてないときに来るな。
どうやらおかーさんの歌がアレだったらしい。今まで完全無欠だったしろはの数少ない弱点ってやつですね。とはいえ「笑う以外の表情を作れない」「人間困ったときは笑うしかない」などなど酷い言われようでしたね…
なんならうみちゃんもでした。これ遺伝か??
「せんせーなので挫けません!タカハラさん、いつまでにお歌を上手にすればいいですか?」
「今日中」
「くじけました………(膝を折る紬)」
↑
ここ芸術展高すぎ
この日からこんな田舎の縁側みたいなのほほんとした空気は一変、うみちゃんがスコールを予知したことから始まり、翌日にはそれ以降の天気やしろはが夏鳥の儀で船に乗ることまで予知するようになった。当然自分自身も予知ができるしろはにとってはその事実は受け入れがたいものだったのだろう。しろは自身は自分の予知能力を「呪い」だと思っており、そんな能力がどのような形であれうみちゃんに伝わってしまっていることに恐怖を感じたような描かれ方がされている。
そして回想シーン中の羽未ちゃんも羽依里を追って鳥白島に赴くところまで話が進んできた。初見のときはなんとなく羽未ちゃんの生い立ちは分かったといえど心情までは考察の材料が足らず推察できなかった。羽未ちゃんの回想が疑似家族でないこと、父親が羽依里であることはある程度察しがついたがこれ以上考えると何らかの理由でしろはが死ぬことが結論として導き出されてしまう。正直ちょっと受け入れたくない結論だった。でもCLANNADで前例はあるんだよな~~~~~!麻枝の馬鹿~~~~~!!!
そしてしろはとの距離、関係が近くなると言うことは当然夏鳥の儀周りの話を回収する必要が発生する。でもまだ堀田ちゃん出てませんよ?(1敗)
そこからの話の流れは速く、うみが未来から来たこと、動機が死んだしろはに会う為だと言うこと、そして未来での羽依里の様子や過去に戻ったときのことが明かされる。
この写真のこともあって羽未ちゃんがいた未来はしろはルートの将来かと思ったけれど羽依里が酒の勢いでこぼした昔話ではしろはルートには無い折り紙や歌を歌った様子が語られた。あの年齢、まして子どもの前でしかやらないような折り紙の描写があると言うことは羽未のいた未来はALKAの将来にあたるのだろうか。
最初は意味も無く羽未を島に近づけないようにしていたように思えたが、過去に戻る力を発現させないようにするには仕方の無い手段だったのかもしれない。家族三代に渡って予知能力に悩む様子を見た小鳩あたりが羽依里に語ったのかもしれない。
過去に戻る度何かが抜け落ちると語るうみ、これまでプレイしてきた全8ルートも当然うみちゃんが繰り返してきた夏にカウントされており、2回の幼児退行が起きたと思われる。
これ比較してみるとわかりやすいんですけどうみちゃんの笑い方ってしろはにそっくりなんですよね。
なんというかこの目尻が垂れる感じがね。それに共通で風呂が壊れて銭湯に行った際羽依里がうみとしろはを見間違えたことの解答にもなってくるんだよ。
ただし今回はしろはルートや識ルートと違って本当に2人の仲が良い状態で訪問したからさらっと入れてくれた。
小鳩と羽依里のぼっち連呼も終わり、いい感じの雰囲気に見えたが羽依里がシティボーイだったせいで水中相撲に発展。やっぱやるのね、これ。
うみちゃんを間に挟んだことで羽依里もチキらなくなったのかしろはルートとは異なりここで告白、恋人になるシーンが入る。怒れるじーじもうみちゃんのお陰で丸くなったしこれであとは平和に夏鳥の儀を終わらせてハッピーエンドやね。
ALKAルート中の夏鳥の儀はしろはルートに比べあっさり終わります。一瞬で蝶番の契りを済ませて巫女服しろはのCGへ。そういえばしろはルート終了地点だとしろはが海に落ちるときのCG差分が1枚回収できてないんですよね。つまりもう1回海に落ちる訳でして…。
僕の攻略順でいくとこのALKAが識ルート後最初の夏鳥の儀になったのでここで大暴れした記憶があります。だって無理じゃんこんなのさぁ。
天の声「まだ堀田ちゃん出てきてないですね^^」
堀田ちゃんはおかーさんを求めて舟に潜り込んでいたけどALKAうみちゃんはおかーさんを見たくて舟に潜り込んでるんですよね。おかーさんがいない家庭の子ども禁止ですこの行事。
うみちゃんを救ってしろはも無事、これでALKAもハッピーエンドやね!!正直これ以上ブログ書きたくね~~~~~~
よい子の皆は美少女ゲームの感想文をルート毎に全部書こうとするのはやめよう。
ここで一段落。ざーさんの語りパートが挟まってここから先は死のパートになります。というかざーさんと影法師さんの正体を知ってからこの辺の語りパート見ると軽く死ねますね。
今までの8ルートで結構幼児退行してきたうみちゃんもとうとう箸が持てなくなったり、折り紙も折れなくなったりと悪化の一途。医者はなんともないと言ったとはいえ前日に溺れているため心配になる一行。幼児退行したうみちゃんの行動としてより一層しろはにベタベタしてるってのがなぁ… あの幼児退行ってうみちゃんの体を構成している要素が零れ落ちていって肉体を維持できなくなっているんだけど、そんな中でもおかーさんと夏を過ごしたいって感情が残ってるってことは本当にうみちゃんの根底にはおかーさんがいるんですよね……… イーーーン
久々に見ますね、この絵日記も。しろはもしろはでうみちゃんにゲロ甘だったからか怒られたことがないんでしょうね。うみちゃんルートで羽依里くんに初めてちゃんと怒られたところを見るに両親から怒られたことがないんやろな…
ウッキウキでスカートめくりしてたのにこれだよ…
多分鴎の時と同じなのかな。あの2人は七影蝶が肉体を構成しているから消失した際に周りの人間から記憶が消えるって面で共通してるのかな。神隠しとは明確な違いがあるね。
のみきはこう言ってるけど確実にさっきの一瞬うみちゃんのことを忘れてたし羽依里くんも翌日うみちゃんを忘れてラジオ体操行くしで存在が不安定になってきてる。
あれでけそばにいて、鴎のときも記憶が残っていた羽依里くんですらうみとの記憶がここまで曖昧になってるのがなぁ
鴎の場合は本体は同じ時代を生きてるとはいえうみちゃんの本体は10年以上先の未来にあるからその差が影響してるのかな。
以前は綺麗に折れてた折り紙もこんなにシワシワになっちまって…
こんなぶっ飛んだ名前の紙飛行機にPocketまでずっと破壊されるんだよね。
最初に回想中ノイズが入った日から2日経ち、すっかりうみちゃんが未来からきたことを忘れちゃったのでうみちゃんが雨の予報を書いたら逆さてるてる坊主を吊し、スコールを言い当てても偶然としか思えなくなってきている。やはり夏鳥の儀を転換点にうみちゃんの存在が薄くなっているように思える。うみルート以外では21日の蝶番の契りが行われている辺りで迷い橘を経由していつかの夏へ行ってしまうことから普段いない21日以降も滞在したせいで起きている事象とも考えたんだけどうみルートはしっかり31日まで滞在しているのでこの線はナシ。本当に夏を繰り返しすぎた代償が原因でこうなってるっぽいです。前者なら別の夏に飛べば問題ないんだけど後者は取り返しがつかんからねェ…
眠る時間が増えただけでなく言葉もどんどん幼くなってく。ある程度日本語を習得した2~3歳児くらいまでは退行が進んできてるのがね。もう夏も終わりなんだな。
翌日になるとすっかりうみちゃんに関する事柄が全員の記憶から抜け落ち、羽依里としろはが付き合い始めたという結果だけが残って島の人間に認知されるようになっていった。
これがうみちゃんがほとんど関わらないしろはルートの一部だと考えると特に問題のないんだけどこれはALKA、大丈夫なはずがない。
そして一度思い出してからはしばらくうみちゃんに関する記憶は持続されるので写真を撮って媒体としてうみちゃんを残そうとする羽依里。でもね、こういうのって大体消えるんですよ。写真を撮ればいつまでも残るとは思うなよ(n敗)
このシーンうみちゃんの幼児退行がますます進行していって見るのも辛いところなのに飯食ってる最中おもむろにソファー行って一眠りするインターネットガイジ(FF)が頭をよぎってダメだった。ガチで勘弁して欲しい。
数秒前まで存在を認知できたのにこれだもんなぁ…。これもう目離したらとかじゃなくて気を抜いたらうみちゃんのこと忘れてるってレベルだよ。最初にラジオ体操1人で行ったときは布団に入ってたうえに部屋も違うから視界に入らず気づけなかっただけだけど、今回に関しては目の前にいるはずなのにこの有様ですからね。そろそろ僕ら死にますよ。
このだんだんと見えなくなっていくかすかな存在って所が冒頭に書いたアルコルと絡んでくるわけですね。
この夏一番うみちゃんと近くにいた羽依里としろはですらこうなっているので少年団の面子あたりは完全に忘れてそうですよね。鏡子さんがギリか。
これが最後の絵日記になるんですよね。うみちゃんに29日以降の未来が見えなかったからなのか、29日に自分がどうなるのかを予知していたのか。うみちゃんが望んだ未来がこの日で終わり、29日以降は望まない未来 結末になるのかなとなりました。
夜が明けると本当にうみちゃんはいなくなっていた。認識できないだけなのかもしれないが残ったのは覚えのない喪失感としろはと同衾したって結果だけ。ALKAは変に羽依里としろはがくっ付いちゃったせいでうみちゃんが居なくても恋人同士2人で過ごした夏としてある程度整合性が取れちゃうんですよね。蒼だって2人が同衾したのを恋人なら…で済ませてたし。いやこれに関しては蒼が悪いんだけど。
ここまで来るとチャーハンや絵本、紙飛行機といった今までなら忘れていたうみちゃんを思い出せる要素が何個も出てきても思い出せなくなっている。それでも喪失感は拭えないし体はまだうみちゃんがいた生活を覚えてるってのがさ。大切な人を失ったとき間違えてご飯を一人分多く作っちゃうってのは創作でよく見ると思うんだけど羽依里くんがそれやってるんだよね。2人分にしては多いけど高校生3人分にしては少し少ない、まるで ”羽依里としろはの他にもう一人小さい子がいたような量のチャーハン”
紙飛行機にしてもそう。羽依里は折り方、しろはは特徴的な名称でそれぞれ自作のものは覚えていたけれど、1機だけ残る誰のものか分からない紙飛行機。2人で紙飛行機を飛ばせど飛ばせど何かが物足りないといった違和感。最後に見えた飛ばした覚えのない3機目の紙飛行機がホログラム折り紙で作ったやつなせいで光を浴びても影にならず、むしろその光を反射してしまうせいで夏の眩しさと溶け込んで幻覚なのか分からないようになってるのが上手いなと思った。制作陣が意図してるのか知らんけど。
チャーハンも、折り紙も、絵本も、うみちゃんと過ごしてきた夏に得た思い出はほとんど忘れてしまったけれど、最後にうみちゃんの面影が残ったものが『花火を見る約束』なのがね。昨晩の約束だけはまだ存在の喪失が追いつかずに僅かながら残っていること、最後にうみちゃんとしたやりとりですらここまで喪失が進んでしまっていること。そんなプラスともマイナスとも取れるような描写を入れてくるな。死ぬので。死ぬので…
しろはだけでなくうみちゃんの心残りも「おはよう」が言えなかったことなんだよね。おやすみをしてから羽依里としろははうみちゃんの存在を認知できず、うみちゃんと再開できた頃にはもう夜。そしてうみちゃんは明日を迎えることができない。ここの話が以降滅茶苦茶効いてくるんですよ 僕は何度も死にました。
繰り返す中で歩んできた”それぞれの夏”、しろはとも羽依里とも過ごせなかったこの7ルートをうみちゃんは少しも悪く思わず、むしろ違った輝きを見出してるのがまたね。ルートという名の夏を繰り返してきたのはプレイヤーだけでなくうみちゃんもだった。こういうメインヒロインとの子どもが描写される作品にはメインヒロイン以外を攻略するのは邪道といった考え方がどうしても出てくるものだけれども、SummerPocketsでは全てのルートに意味と価値を与えられてるんだなと思った。
ここから先はうみちゃんのことを完全に忘れてしまった羽依里としろはが蝶に戻ったうみちゃんの視点で描かれる。
地元に戻った羽依里との再会 結婚、そして懐妊。自分自身を胎内に宿す母親の姿を見ることなんてあり得ないことだが、うみちゃんはそんな2人を、そして生まれる前から祝福してくれる島の皆のことが見えていた。のみきは少年団から青年団になり、夏鳥の儀の巫女を堀田ちゃんが務めることに。小鳩も以前のような覇気は顔だけになっててワロタ。
それでも、得たものはおかーさんと過ごす2000年の夏の記憶だけ。しろはを、羽依里を、そして羽未を頑なに縛り付ける運命は何も変わっていない。しろはは羽未に過去へ戻る力を授けないよう身重な体に鞭を打って死に、残された羽未と羽依里の距離は少しずつ開いていく。そんな未来に耐えきれず無意識でまた過去に心だけ戻しても羽依里としろはは出会い、惹かれ、同じ運命を繰り返し辿るようになる。
ここでしろはルートからずっと取り扱われてきたしろは及び鳴瀬の血統に起こりうる未来視の能力への回答が示される。それは未来視ではなく羽未と同じように耐えがたい未来から目を背け、過去に逃れようとしたとき心だけが過去に戻ってしまうということ。
未来を見ていたのではなく心だけ過去に戻っていた。けれども未来に起こる全ての事象の記憶は持ちもめず、部分的に持ち込めた記憶が先の未来のように視える。
これの何が厄介かってうみちゃんの居ない夏を過ごしてもうみちゃんと過ごしてきた夏の記憶を得てしまうことから羽未のために無理をして死ぬという結末に必ず辿り着いてしまうことなんだよね。
つまり、この連鎖を断ち切るためには問題の根本であるしろは自身の能力を発現させないようにするしかない。
”羽未”としての形は残ってないけれど、時の狭間で背を押してくれた七影蝶と共にもう一度だけ過去に戻る。
光と共にED曲『羽のゆりかご』が流れALKA TALEは終わり。
相変わらずKeyの家族ものは馬鹿、そんなルートでした。
本当はここから無印OPの方の『アルカテイル』、花火のシーンで流れた『夜奏花』、そしてALKAルートED曲の『羽のゆりかご』についてごちゃごちゃ書き連ねたいところではありますが、この記事書くためにALKA見直して精神がやられてしまったのと本日中(今23時35分頃ですね)に記事を公開しないと命は無いとの脅しを受けてしまったため最後のルート Pocketルート の感想文を仕上げた後に番外編として主題歌を中心に扱った記事を書ければと思います。
ルートが長かったこともあり1万2千字を軽く超えてしまいましたが、今回はここ迄にしようと思います。では次回、GWまでに会えれば会いましょう。ゴミクズでした。