暇を持て余した葱葱の遊び

有子吸って寝ろ!

読んだ本数えてみた

サムネ用



さて、前回積んだ本を数えた訳ですが……

↓前回↓

negi-mkrnskb.hatenablog.com

 

 

本、積み過ぎではないでしょうか。

わかりますよその感想。僕もリストアップしていて震えました ゴミクズさん…

 

このままでは買うだけ買って全部積むカス人間だと思われてしまいます。

というわけで今回の記事は

買った本、ちゃんと読んでますよ という弁明記事になります。

期間は前回と合わせて一人暮らし開始以降の2年間とします。度々実家に帰省するタイミングも合ったのでいくつか実家で積んだ本も消化してたり。

前回以上に長丁場になりそうですが頑張っていきましょう。

 

 

漫画

 

妖狐×僕SS藤原ここあ

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ちゃんと消化しましたシリーズ① 第1部のラストに心を折られてリタイアすること2回、ようやく読み終えました。第2部と第3部の間は開きませんでしたね。さすがに2部と3部の間開けるガイジはしなかったものの、買ってから4年は積んでたかと思います。

消化できて良かった。

あと6月にやるらしい妖狐×僕SS展当たりました いぇい

 

 

ToLOVEる/漫画:矢吹健太朗 脚本:長谷見沙貴

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ちゃんと消化しましたシリーズ②、ダークネスじゃない方。アニメで全部消化したからいいやと一旦放置してから早数年、読み終えました。初期の矢吹神絵はダークネスと比べてやっぱり差があったのでどんどんダークネスの画風に近づいていくのがとてもおもろかったです。今ではモモがかなり作品の顔になっているからこそララの時代を見つめ直すという見方で見ることができました。

 

 

魔法少女リリカルなのはForce/原作:都築真紀 作画:緋賀ゆかり

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そういえばForceは触れてなかったな~と地元のブックオフ大人買い、読み終わったら実家に置いておこうと思ったけど普通にクソおもろくて家まで持ち帰ってしまいました。その後何故かフルカラー版と画集を揃え今に至ります。

分かってはいたものの6巻より先が日の目を見ることはなく… しかも作画の緋賀先生のTwitterは動いているので今年情報が出るであろう20周年企画で執筆再開が発表されますように…

 

 

ひぐらしのなく頃に/原作:竜騎士07 作画・ストーリー構成:赤瀬とまと

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アニメひぐらし卒で頭に?マークを大量に浮かべながらそっと界隈から身を引いた僕。そんな中この巡の帯に書かれた完全新規の最終編という一握りの希望…

これがガーーーーーーーーーーーチでおもろい。卒って何だったんだ??アニメだから仕方ないとはいえカットされてしまったであろう沙都子の心理描写が大幅に増加。また、アニメにはなかった激アツ展開など手に汗握るストーリーが楽しめます。本当に買って良かった、読んで良かった。卒ってなんだっけ???

 

 

ひぐらしのなく頃に/原作:竜騎士07 漫画:夏海ケイ(鬼熾し編、色尊し編) 刻夜セイゴ(星渡し編)

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巡がとても良かったので卒で失墜したひぐらしへの期待値も回復!なんか新しいシリーズ始まったしこれも読むぞ!!!

え〜〜〜ウンコでした…… # 竜騎士筆置け

令和の雛見沢にWiFiが飛んでる所までは許容できたんですけどひぐらしの主要キャラは梨花ちゃん除き全員モブと結婚、雛見沢によく分からん宗教団体が移り住んで揉めているなどなど意味不明の塊でした。まだ解決編の【色尊し編】が完結していないので最終判断はできないものの赤瀬とまと先生しか信用できなくなってます。

 

 

機動戦士ガンダムSEEDDESTINY THE EDGE久織ちまき

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THE EDGE、本編より履修すべきと話題。クソと言われ続けて20年、そんなガンダムSEEDDESTINYにおいてとても信頼できるシリーズです。幼少期に友人の家で読んで以来本屋で見かけることが無く、手元に置くことが不可能でしたがなんと2024年になって劇場版に合わせ新装版が発売!ありがたや…

内容としてはSEEDDESTINY本編をアスラン視点で描き直すというもの。シンちゃん視点(本編)でのアスランはナヨナヨ裏切りクソ上司だったのですが、THE EDGEではそんなアスランの心理描写を大幅に追加。種死ってアスラン周りちゃんとしてたらある程度筋は通るんだよね。

劇場版の舞台挨拶にて監督が「シンが主人公は序盤の地点でちょっと厳しいかなって判断してアスランを軸に再構成した」と種死の制作状況をカミングアウトしたことにより一層信頼ができるように。

種死をクソだと糾弾していた皆様、劇場版と一緒に是非。

 

 

リトルバスターズ!エクスタシー朱鷺戸沙耶笹瀬川佐々美二木佳奈多/原作:Key 作画:ZEN

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ゲーム『リトルバスターズ!エクスタシー』における3人の個別ルートをそのまま漫画化したやつ。本編シナリオで人が死ぬんだから死ぬに決まっているだろう。本編もこの漫画もOVAも全部人が死にます。あと笹瀬川が3割増しで可愛い、これはガチ。

 

 

岸部露伴 ルーヴルへ行く荒木飛呂彦

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露伴のシリーズは集めていたもののそういえばルーヴル買ってねぇやと劇場版を見た足で本屋に赴き購入。実写映画の描写が10だとすると6くらいまでには削られているものの、漫画だから出来る”黒”の表現などなどおどろおどろしさはこちらに軍配。やっぱすげぇよ荒木先生は

 

 

medium 霊媒探偵 城塚翡翠/原作:相沢沙呼 漫画:清原紘

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昨年ドラマ化もしたmedium、invertシリーズの漫画版。原作に忠実かつかなり細部までこだわった描写がされているので小説は重いって人におすすめ。あと清原先生の翡翠ちゃんがクッッッッッッッッッッッッッソ可愛いので原作読んだ人も買おう。

 

 

 

小説

 

〈物語〉シリーズ西尾維新

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高3の夏に原作を読み始め、宵物語まで読んだところで3年は図書館に入るなというクソ高校のお達しにより珍しく外的要因で積むことになったシリーズ。あれから2年、化物語から全部揃えました。そんで余物語~最新戦物語までしっかり読了。

ほんまにデスが好きなので先日発表されたオフシーズン&モンスターシーズンのアニメを心待ちにしています。

 

 

りぽぐら!西尾維新

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先程の〈物語〉シリーズ掟上今日子でお馴染み西尾維新先生の頭おかしい(褒め言葉)小説。リポグラム(特定の文字を使わないで作る作品)をやってみよう!平仮名50音を4等分して4パターンの作品を同じテーマ、同じ話の流れで書くよ!さて、この天才は何を言っているのでしょうか。普通リポグラムってアルファベットでやるもんですからね?助詞や助動詞が不可避な日本語でやるもんじゃ無い。でもなんか出来てるんだよな…おかしいな…。

 

 

世界でいちばん透きとおった物語杉井光

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ジャンルとしてはミステリとか推理系。紙の本でしかできない!電子書籍化不可!と大それた事を謳ってるな~と思ってたけどガチで度肝抜かれました。ストーリー自体は中の下くらいの面白さなんですがギミックが凄いこと凄いこと…。読んでるときに感じた違和感の答えとしてトリックを提示されたときの脳内麻薬、エグかったです。

ありがとう

 

 

少女妄想中。入間人間

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安達としまむら』『電波女と青春男』で有名な入間人間先生の短編集。良い感じのGL小説探してるときに出会い文の好みを探るためにとりあえず短編集を買った次第。直近で激重愛憎GLを摂取していたので箸休めとしてかなり優秀でした。でも単品だったら薄味かも まあ短編集だしなぁ

 

 

三日間の幸福/三秋縋

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メリバ小説読みてぇ~~~となり「メリバ 小説 おすすめ」で検索したら出てきました。感想としてはメリバと言うより究極の愛の方が近いかな。三秋はクズ人間をとことんクズに書くので読んでておもろいです。三秋の中でも1,2を争う知名度らしいので入門としても良い本だなと思いました。

 

 

恋する寄生虫/三秋縋

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という流れで『三日間の幸福』を読み終えたところ知人から「三秋なら『恋する寄生虫』を読め!!!」と言われてしまったので読みました。『三日間の幸福』が捻くれ度10だとしたらこれは80です。どうやら実写映画化されているらしく機会があったら見たいですね。

そして僕は捻くれた三秋が大好きなので漫画買ったり実際に目黒の寄生虫博物館へ行ったりもしちゃいました。夏はポ○モン!フタゴムシが可愛かった!漫画版の佐薙兆可愛い!!!ポ○モンさいこ~~!!!

 

 

いたいのいたいの、とんでいけ/三秋縋

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という流れで『恋する寄生虫』を読み、三秋の文に惹かれていたところ知人から「『いたいのいたいの、とんでいけ』読みました。クッソおもろかったのでゴミクズさんも読んでください。」と言われてしまいました。この話の翌日暇つぶしにブックオフ寄ったところ奇跡的に売っていたため購入。

これこそ僕が求めてた美しいメリバですね。『恋する寄生虫』を越えてきたまであります。この本の影響でブランデー買いました。読み終えてわぁーーーー!!ってなりながら本を閉じたら表紙でもう一回わぁーーーーー!!!!!ってなりました。

 

 

スターティング・オーヴァー/三秋縋

ぶっちゃけ言うと刺さらなかった三秋。多分キモさ(褒め言葉)が足りなかったんだと思う。『恋する寄生虫』『いたいのいたいの、とんでいけ』を浴びた直後とかいうタイミングも悪かった。

 

 

近畿地方のある場所について/背筋

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00年代のインターネットだの掲示板に触れてたら絶対好き と半ば悪口のような理由で薦められました。クソおもろかったです畜生。比較するもんじゃ無いかもしれませんがこういう1つ1つ完結した断片的な情報をつなぎ合わせてひとつの物語にするやつ好きなんですよね。たとえばひぐらしのカケラ紡ぎとかハピメアFDがまさにそれ。しっかり読み応えのあるオカルト、ホラーでした。

 

 

invert Ⅱ 覗き窓の死角相沢沙呼

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『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』から続く翡翠ちゃんシリーズの3巻。青、赤と続いた表紙カラーは黄色でした。あんまり多くを語るとmediumのネタバレになっちゃうのでみんなも読もう!ドラマから入ってもいいぞ。漫画(上で紹介済)もいいぞ。なんなら2巻までは文庫版で出てます。

 

 

終わりつづけるぼくらのための/岩倉文也

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”世界の終わり”をテーマにした短編集。これもまた知人の薦め。サブタイトルからも分かる通りちょっとした日常や日用品、生活雑貨がテーマになっているのにかなり美しい世界観の景色を沢山見せてくれる そんな作品。生活雑貨がサブタイになることが多いので好きなエピソードをメモりながら読んでいたところ、この本のメモと買い物メモを混同してしまいブルーレットと書いてしまいました。この本にブルーレットをテーマにしたエピソードはありません。

ちなみに良いなと思ったのは”合羽” ”桜” ”あめだま” ”時計” ”ラジオ” ”フェンス” ”廃品” ”制服” ”紫陽花”

 

 

シラノ・ド・ベルジュラック/ロスタン

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すばひびをやるにあたって購入したもののこれだけ読み終えてしまいました。さすが世界的に著名なだけあってとても面白かったです。いかにもフランスの貴族階級らしい詩的な言い回しは痺れましたね。

 

 

向日葵の咲かない夏道尾秀介

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知人のオススメシリーズ。一見よくあるミステリーに見せかけてとにかく気持ちの悪い、不気味で先の読めない作品でした。主人公で無いにしろ虫と会話をするって構図はカフカの『変身』を思い浮かべました。

 

 

不思議の国のアリス/L・キャロル

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ハピメアやったら手元に欲しくなったので買いました。やっぱりモチーフなだけあって小さい頃に絵本で読んだときとは別の視点で読むことが出来ました。あとやっぱり絵本やディズニーのイメージが強かったのでちゃんと活字で読むこと自体が新鮮でした。

 

 

鏡の国のアリス/L・キャロル

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知名度が低いせいで度々クイズ番組で取り上げられてる『不思議の国のアリス』の続編。こっちは完全に初見でした。ハピメアのモチーフや共通点がどうこうってよりはジャバウォッキーの詩なんかに触れられて嬉しかったです。

 

 

オズの魔法使い/L・F・ボーム

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こちらもハピメアのキャラクターモチーフに使われたため読みました。絵本で読んだっきりだったのでこれまた懐かしい気持ちになりましたね。

 

 

青い鳥メーテルリンク

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アオイトリで言及されていたため読みました。正直内容あんま覚えてなかったのでcv.秋野花で読み進めて律くんのように海野あかりに読み聞かせされているような感覚で読みました。こいつエロゲで本買ってばっかだな() やっぱり未来の国がいちばん良いね。

 

 

変身カフカ

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鬱というか救いがねぇ~~~って感じのストーリー。どうやら巷では妹萌え作品だそうです。妹…萌え………? 文量自体も少なく100ページ前後。でもかなり印象に残ってしまう1冊でした。

 

 

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない桜庭一樹

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知人に百合が好きなら!と薦められました。良い作品だったけど1発だけ殴らせて欲しかったです。安易に”タイトル回収”という言葉を使いたくは無いのですが何が砂糖菓子の弾丸と例えられ、何を撃ちぬけなかったかが判明する頃には脳をドロドロにされてました。飯の味無くなる。

 

 

GRIDMAN UNIVERSE水沢夢

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おもろすぎて5回映画見た『グリッドマン・ユニバース』のノベライズ。ただのノベライズじゃなくてちょっとだけ追加要素があったり…

いやぁ劇場アニメのノベライズはいいですね… 焼き付けた一瞬一瞬に文字が情報を補完してくれるので。

 

 

雨の塔/宮木あやこ

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宮木あやこガチドロドロ百合シリーズ① どうやら舞台化するんだかしたんだか。

あらすじだけでもうドロドロしてますからねこの作品。舞台、人物を共有しながらも1人1人の感情の揺れ動きを繊細に描いていてかなり効きます。ドロドロはしてるけど生々しい性描写とかは控えめなので薦めるならこの作品ですね。

 

 

官能と少女/宮木あやこ

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宮木あやこガチドロドロ百合シリーズ② とはいえこっちはヘテロもまあまあ。性愛を通じた人間ドラマがかなり繊細に描かれていてこれまた上質。しかも短編集なので読みやすい!でも生々しいよ。

 

 

あまいゆびさき/宮木あやこ

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宮木あやこガチドロドロ百合シリーズ③ 宮木あやこといえばこれ!な作品なんじゃないっすかね。こちらは『官能と少女』と異なりガチのGLで性描写もあり。かなーり生々しく人間の愛憎が描かれています。おっっっっっっもいGLを求めてるならありじゃない?

 

 

好き?好き?大好き?R・D・レイン

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旧版の方はちゃんと読みました。いや、読みはしたんですけどねぇ…意味がねぇ…理解しにくいねぇ…。3回読んでこれか?これか?こっちの方がいいかな?と自分の中で様々な解釈を張り巡らせていました。ドナルドになってしまいましたね。なーんでこれが置いてあるんだうちの大学…。

 

 

結ぼれR・D・レイン

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さっきの『好き?好き?大好き?』が難解度10だとしたら冗談抜きで120です。物語というかもはや言葉遊び、それこそジャバウォッキーの詩みたいな言語としては理解できるけど文としては全く理解できないって感じ。こっちが反芻しようとせずとも本文が同じ文章を何度も何度も反復するので頭おかしくなります。本を読んで目を回すような感覚になるのはこれが初めてじゃ…。なんでこれがあるんだうちの大学……。

 

 

同志少女よ、敵を撃て/逢坂冬馬

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なんか著名な賞を受賞してたので買いました。拙者、史実にフィクション混ぜ込むの大好きドラゴン故とても面白かったです。WWⅡも太平洋戦争あたりは知識としてあったんだけども独ソ戦はノータッチだったので参考文献やWikipedia片手に史実と照らし合わせながら読んでました。戦争モノは割と軽率に登場人物が死ぬのでハピエン至上主義者は注意。

 

 

姑獲鳥の夏京極夏彦

なげぇなげぇと思ってましたが無事読了。数は少ないとはいえ前回積んだ本リストに書いた作品を読んだ本リストに書けるのは嬉しいですね。そういえば京極夏彦触れたこと無いなという生き恥から始まったもののとても満足のいく作品でした。関口と京極堂の難解なやりとりをゆっくりと咀嚼するのはクッッッッソ頭使うけど楽しかった…。

どうやら百鬼夜行シリーズでは短い方だという本作、機会とお金と時間があれば『魍魎の箱』にも手を出してみたいところ。

 

 

止まりだしたら走らない/品田遊

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ダ・ヴィンチ・恐山を認知しているかどうかで印象がガラッと変わる本作、僕は恐山から品田遊に入ってしまったが故に引き込まれる文章、テンポの良い会話、そしてラストにちょこっと感じる”萌え”の要素 これら全てに人間が下手な仮面の変人がチラついてしまい凄い顔をしてしまいました。みんなも女学生から会社員、主婦といった多種多様な人々と共に変な仮面を想起しよう。

 

 

キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々/品田遊

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うってかわってこっちは品田遊=ダ・ヴィンチ・恐山を認知していることが好意的に働く作品。恐山がつける日記の総集編みたいなものなのでダ・ヴィンチ・恐山の日常から思考まで様々なものを追体験することが出来ます。たまーに恐山特有の人間が下手なやらかしが出るとクスッと笑える、そんな1冊でした。

 

 

 

 

どうですか?ちゃんと読んでるんですよ、本。面倒くさくて連作の前半部分だけなので書きはしないものの三秋縋『君が電話をかけていた場所』も読み終えました。荻原千草、お前がナンバーワンだ。